北海道旅行の続きです。今回の旅行のメインの1つだったダイヤ改正での廃止予定駅を訪問。
〇3月19日
前日の仕事終わりに関空へ直行、そのままネカフェに入庫。翌日の朝いちばんのピーチまで新千歳空港まで向かいます。南千歳で石勝線に乗り換えて普通列車で十三里まで。
2016年3月のダイヤ改正で廃止された石勝線十三里駅。時刻表を調べると時間がちょうどよかったので訪問です。廃止1週間前とあってか数人同業者がいました。
なお駅の全景はこんな感じ。手前の建物は継電電気室で駅舎はなく、跨線橋の中に待合室がある駅となっています。
駅前風景…はこんな感じ。廃止の話が出るだけあって人家は全くとしていいほどなく、農園の建物くらいであとは農地が広がっています。その割には近くを道東自動車道が通り、駅前の道路は車がバンバン行き交っていたのが印象的でした。
そんな十三里駅ですが、個人的には夕鉄バスのバス停が設置されていたのが驚きでした。なお本数は(お察しください)。
十三里駅待合室にあった掲示。廃止後は信号場に格下げとなるようです。たしかに行き違い施設も兼ねていますしなるほど、といったところ。
十三里から千歳行きに乗車しますがこの列車は東追分通過なので一旦川端で下車し旧客を訪問。次の普通列車で東追分まで。
こちらも2016年3月のダイヤ改正で廃止になった東追分駅。こちらも1時間ほどの滞在時間をなんとか見つけたので行ってきました。
東追分駅はこんな感じ。十三里駅によく似ており駅舎はなくホームと待合室を兼ねた跨線橋のみの駅です。
駅前を少しだけ歩いてみましたが道路がぐちょぐちょで難儀。やはり人家はほとんどなく農地だけでよく駅を設置したなという感じ。
なお駅のとなりは農地なのですがハクチョウ?が大量におり、鳴き声がやかましかったのを覚えています・
十三里と同じく東追分にもあったお知らせ。こちらも廃止後は信号場に格下げとなるようで。どちらも行き違い設備がありますしまぁ妥当という感じ。
〇3月20日
札幌から中央バスのドリーミントオホーツク号(夜行便)に乗車し美幌で下車。美幌と留辺蘂のSLを撮影し普通列車に乗車します。
乗車したのは金華行き。今回のJR北海道の廃止駅のうち、唯一起終点の列車のある駅です。金華止めの列車があるのは折り返しできるのもそうですが常紋トンネルがあるため人の行き来の流れがあまりないからと思われます(上川方には生田原行きなんでのもありますし)。
前日に訪問した2駅とは違い、こちらは立派な駅舎が残っています。やはり廃止1週間前とあってか同業者がちらほら。
1時間ほどあるので駅前を散策。一見すると集落があるように見えますがよく見ると除雪がされていなかったり、屋根が崩落している民家が目立ちます。私が見た限りでは人が住んでいそうなお宅は2軒だけ。悲しいですがこれが廃止の要因の一つと言っても過言ではないでしょう。
なお北見市の国勢調査によると、2010年現在、金華地区の人口は5世帯10人とのこと。おそらく減少しているでしょうねぇ。
なお金華は隣に常紋トンネルを控えているだけあってこういう慰霊碑も設置されています。これは駅に掲出されていた案内。なお積雪のため接近不可でした…。
なお金華駅にはこんなお知らせがありました。後日何社かの報道がありましたが運賃表が盗難にあったそうで。なんとも悲しい限りです。
金華駅、駅には掲示がありませんでしたが廃止後は信号場になるそうで。西留辺蘂止めの列車を折り返すのに使うのでしょうね。
ほかの廃止駅(上白滝、旧白滝、鷲ノ巣、花咲)は訪問できなかったのが残念ですがなんとか3駅だけでも訪問できたのが収穫です。しかし来年度以降も駅の廃止が続くと考えると次は根室線や宗谷線の駅がやばそうな気がします…