盆旅行の続きです。北上の宿に泊まった私は早めにホテルからチェックアウト。駅の反対側にある北上市立公園展勝地に向かいますが、バスが平日のみだったのでタクシーに課金。保存車訪問後は歩いて北上駅まで戻ります。
帰りにこんなバス停と橋を発見。内陸なのに珊瑚?と疑問に思いましたが山の名前に由来するとのこと。
花巻に移動し、時間があるので花巻電鉄の保存車のある材木町公園に行こうかなと思って西口に行ったところこんな看板を発見。前は見てないような気がします。なお雨が降ってきたため保存車訪問は断念し駅へ戻ります。
花巻から釜石までは快速はまゆりで移動。指定席車両がついていますが、折角なので指定席車両に乗車。リクライニングシートなので快適でした。なお4両編成ですが、お盆とあってか自由席もほぼ埋まるくらいです。
1時間半で釜石に到着。個人的な話となりますが、災害で不通となっている只見線会津川口~只見、常磐線浪江~竜田。山田線釜石~宮古を除き、JR線を完乗となりました。後は私鉄ですがこれがまだまだ…。
釜石でゆっくりしたかったのですが、南リアス線の接続の関係上7分しか時間がなく慌ただしく駅舎を撮影し乗換。
南リアス線車内から吉浜湾を望む
南リアス線に乗車するのは初めてですが、河岸段丘の多い北リアス線とは違いこちらは路線名通りリアス式海岸が続いています。またトンネルも多いのも特徴です。なおちょうど乗車した列車が吉浜湾が見える区間での徐行運転や恋し浜駅での停車サービスを行っており、車窓を楽しむことができました。
1時間ほどで盛駅に到着。ちょうど大船渡線BRTが接続していましたが、休憩をしたかったのでパス。BRTはかつてのJR線ホームを埋め立てており三陸鉄道から乗換がスムーズに行えるのがなかなか興味深い。
盛駅はJR、三陸鉄道のほかにもう1つ鉄道が発着しています。貨物専業の岩手開発鉄道です。盛駅のこ線橋から撮影していますが、こういう地方の主要駅に地方私鉄の貨車が転がっているの、なかなかいいではありませんか(左奥からホキ101、ホキ102、ホキ151、152)。
岩手開発鉄道は1992年まで旅客営業を行っており、盛駅の当時の駅舎やホーム、果ては駅名標までそのまま残っていました(なおホームは立入禁止でした)。どうも旅客営業を行っていた他の駅もホームなどが残っているようです。
盛駅周辺をぶらぶらしていると踏切が鳴ってきて、貨物列車がやってきたのには驚きました。お盆なので休みかと思っていました…。
盛駅近くのショッピングセンターでパンを購入し、大船渡線BRTに乗車します。
盛からバスに揺られること1時間、陸前高田の街並みが見えてきました。陸前高田は東日本大震災で甚大な被害を受けていますが、絶賛かさ上げ工事中。去年行った志津川を思い出しました。BRT陸前高田駅で下車します。
陸前高田駅は東日本大震災による津波で流出被害を受けましたが、BRTの方は高台に設けられているほか、近くには市役所やコンビニが。ここで陸前矢作行きのBRTに乗換。
BRT車内から車窓を見ていたら陸前高田~竹駒間にワラ1?と思しきダルマを発見。この感じからすると津波の被害を免れた感じでしょうか。
10分ほどで陸前矢作に到着。なお大船渡線陸前矢作駅とは違う個所にあるので注意(てっきり駅前に乗り入れてるものかと思っていた)。すぐに折り返し陸前高田行きに乗車し、終点で気仙沼行きに乗換。当初はBRT陸前高田駅のあたりをぶらぶらするつもりでしたが予定を変更。
BRT陸前高田駅から歩けるかと思っていたら案外距離がありました。Wikipediaによると3キロとのこと。まぁバスに乗車して正解でした。
奇跡の一本松
奇跡の一本松について説明は私から不要でしょう。現在は枯死したためいわばモニュメントとして残されています。なお奇跡の一本松裏の建物は陸前高田ユースホステルで、これも震災遺構として残されています。
無論奇跡の一本松に行ったのは初めてですが案外観光客が多かったのが印象的でした。近くにはお土産屋や食事処もあり、観光地の1つという感じですね。
これは知らなかったのですが、奇跡の一本松近くに松の根っこのようなものがありました。おそらく奇跡の一本松以外に津波でなぎ倒された松のものだと思います。
この後は大船渡線BRTに乗車し気仙沼へ向かい、一ノ関、仙台、福島とひたすら乗り継いで郡山の宿へ向かいました。