9月の連休で立山黒部方面へ行ってきました。
京都からJRバス関東の青春ドリーム信州号に乗車。アルペン長野号、長電バスは乗っているので今回はJRバスにしました。
定刻に長野に到着。扇沢行きのバスまで時間があるので長野総合車両センターのD51を訪問し、長野駅にとんぼ返りします。
アルピコ交通・18125(長野200 か 1665)@長野駅東口
長野駅東口からアルピコ交通の扇沢行きの直行便に乗車します。ほかの便は信濃大町などに停車しますがこの便はノンストップとなっています。
思いのほか速く、10分扇沢に早着。下車します。
扇沢は立山黒部アルペンルートの長野側の玄関口ですが観光バスが何台か止まっていたのは観光地らしいな、と。日東交通の貸切車両は初めて見た気がします。
連休ということもあり改札に団体さんをはじめとする列ができていましたが、「駅」構内に入場します。
関西電力(関電トンネルトロリーバス)300形309@扇沢
さて、今回の目的の1つが今年でラストランを迎える関電トンネルトロリーバスに乗車すること。日本に2つしかないトロリーバスで、法令上は鉄道に分類されるため、ナンバーがないのが特徴です。
むろんトロリーバスに乗車するのは初めてですが見た目は普通のバス。しかし乗車すると音は電車であり違和感がすごかったのを覚えています。なんとも不思議なのりものです。車内は観光客で満員でした。
なおトロリーバスは架線からトロリーポールで集電しており、機構がなかなか興味深いもの。
さて、黒部ダム駅から歩いて黒部ダムへ向かいます。
黒部ダムは言わずもかな、有名観光地でありここでは詳細を省略しますがこういう俯瞰写真を撮るのに何段も階段をあがる必要がありえらい難儀しました。結局途中で折り返して数枚撮って撤収します。
ダム堰堤部分より下流の黒部川を。観光放水は結構な量の水を出しているのですが川の水の量は意外と少ないことに驚き。とはいえかなりのV字峡谷であり、黒部川に多くのダム・発電所がつくられた要因がよくわかりますね。
さて、小走りで黒部湖駅へ向かいます。ここから立山黒部貫光が運行する黒部ケーブルに乗車。ちょうど改札が始まるころでした。車内は観光客で満員です…。
立山黒部貫光・コ11形コ11@黒部平
黒部平で下車し乗客が立ち去るのを待ってから撮影。形式は裾の銘板によるとコ11形なのですが番号もコ11でいいのでしょうか?
しかしこの車両、古めかしい外観だなと思ったら1969年製でした。
立山黒部貫光立山ロープウェイ・2@大観峰
黒部平からは立山ロープウェイに乗車します。このロープウェイの特徴として途中に支柱のないワンスパン方式を採用していることが挙げられます。
このロープウェイも満員であり、景色が眺められなかったのが心残りです。大観峰からはこれに乗車。
立山トンネルトロリーバス・8000形8003@大観峰
大観峰~室堂間で運行されている立山黒部貫光が運行する立山トンネルトロリーバス。こちらもトロリーバスですがこっちは廃止にはなりません。
しかし関電トンネルトロリーバスもそうですが、見た目はバスなのに音は電車であり違和感の塊という感じです。なかなか乗車できないですし面白かったですね(小並感)。
さて、室堂で下車します。
室堂はロープウェイは除くと日本最高所の鉄道駅であり、ホテル立山や室堂バスターミナルが併設されています。連休とあってか貸切バスがたくさん止まっていましたが、室堂から美女平まで路線バスである立山高原バス(立山黒部貫光運行)が多く止まっていました。
ちょうど美女平までの直行便があったので乗車します。40分ほどで到着。室堂は標高2450メートル、美女平は977メートルなので一気に1500メートル近く下ってきました。
美女平からは立山ケーブルカーに乗車します。車内はすいていましたが、シーズン中の立山からの便はかなり混みあうようです。
立山ケーブルカーの特徴がこの山麓側に連結された貨車です。資材運搬用と思われますが運転台がついているのが面白い。番号が山頂側の客車と同じでした。
半袖短パンサンダルで来たので室堂や黒部平は肌寒かったですが、立山まで来ると少し暑く感じます。
立山の保存車訪問ついでに国土交通省立山砂防軌道を観察。敷地外からですが運搬用車両がゴロゴロ転がっていました。
なお訪問が休日ということもあり、機関車は見かけませんでしたがこの配線を見ただけでお腹いっぱい。たてや立山砂防軌道、抽選で見学会もやっておりいつか見学してみたいものです。
この後は有峰口、中滑川の保存車を訪問し魚津の宿にインしました。
続きます。