11月中旬に冬コミの取材を兼ねて隠岐諸島の島前と出雲に行ってきました。
京都から西日本JRバスの出雲縁結びドリーム京都号に乗車。松江駅で下車します。
まだ夜明け前だったの駅で夜明けを待ち、歩いて北公園のC56を訪問します。
途中のくにびき大橋より撮影。こういう夜明け前の薄暗く街が目を覚まし始めたという光景、なかなか好みなもの。
駅に戻るとちょうど7時すぎ。松江駅前でバスを観察します。
日ノ丸ハイヤー・鳥取200 か 753
松江駅と米子空港を結ぶ空港リムジンバスに最近投入された車両で、塗装からわかる通り千葉交通から移籍した車両です。
一畑バス・8324(島根22 き 1950)
松江に来たのは学生以来ですが、新型エルガミオなど新車も見かけた一方でジャーニーなど古い車両も見かけました。これも最近見なくなってきた気がします。
さて、松江駅から一畑バスの松江七類線に乗車。終点の七類港で下車します。
隠岐汽船・フェリーくにが@七類港
七類港はGW以来約半年ぶりの訪問。前回乗船したのは島後の西郷港行きのフェリーおきですが、今回は島前3島(西ノ島、中ノ島、知夫里島)を先回りするフェリーくにがです。
ゆらゆら揺れるフェリーに耐え、約2時間で知夫里島の来居港で下船します。
来居港フェリーターミナル、えらい立派な建物だなと思ったら2017年に新しくなったようです。
さて、隠岐諸島の4島にはバス路線が存在し、この知夫里島にもありますが、訪問時間には運行されていません。ひとまずは役場に行くことに。
来居港すぐそばのループ橋の知夫里大橋より西ノ島へ向かうフェリーくにがを撮影。後ろ姿にどこか哀愁を感じます。
知夫里大橋を通ると知夫里トンネル。集落へのアクセスにループ橋とトンネルが存在するということが来居港の置かれた状況をよく物語っていると思います。
歩くこと25分、知夫村役場に到着。ここにお目当てのバスが止まっていました。
知夫村営バス・島根300 に 6312@知夫村役場
これが知夫里島のバス。ハイエース1台です。先ほど訪問時間にはバスがないと触れましたがそのバスの時刻表がこの通り。
来居港の内航船待合所にあった時刻表。知夫村営バスは平日朝1本のみ運行されているバスで、島外の人は宿泊しなければ乗車できないかなりハードルの高いバスです。来居港から役場に向かう途中でバス停が見当たらなかったあたり島の人が乗る前提でかつ中学生以下無料というのがポイント。おそらくはスクールバスも兼ねているのはないでしょうか。
なお知夫里島には知夫バス(知夫観光)という民間のバスがありましたが2013年に路線バス、さらに今年2018年3月に貸切バスからも撤退しています。一応知夫タクシーという2台のみのタクシー事業者がありますので最低限の足はあるとは言えますが、これも地域の交通の在り方の1つの例なのかもしれません。
来居港にいた知夫タクシー
まだ時間があったので郷土資料館や図書館へ行こうとてくてく歩きますが両方ともお休み。拍子抜けして来居港へ戻ります。
隠岐観光・いそかぜ@来居港
さて、次の目的地は西ノ島。隠岐汽船もありますが、隠岐観光の運行する島前内航船の方が便利です。運賃は300円也。乗船して中で支払って西ノ島の別府港へ。
20分ほどで到着し下船します。徒歩である場所へ。
前回は由良車庫の中にいた西ノ島町営バス・島根200 は 77.なお相方の76は北海道の士別軌道に行ったようです。
西ノ島を再訪問したのはこれが目的。
別府港から南へ徒歩7分ほどの駐車場に5台隠岐観光の車両が止まっていました。前回は西ノ島町営バス訪問を優先し隠岐観光は寄る時間がなかったのでした。
隠岐観光・島根200 か 652
隠岐観光・島根200 か 653
前回訪問時は別府港と浦郷港で定期観光バスとして見かけましたが11月で定期観光バスが休みのためか止まっていました。
隠岐観光・島根200 か 265
隠岐観光・島根203 こ 777
5台の内2台は希望ナンバーの777.どこか塗装も既視感があるよな…?と思ったら同じ島根県内でナンバーを777で揃えていることが特徴なスサノオ観光から移籍した車両です。
ひとまずはバスの取材を終えて別府港周辺をぶらぶら。帰りはフェリーおきで七類港へ戻ります。さて、この日はどういうわけか松江出雲の宿がほとんど満室状態。なんとかお宿が取れた米子へ向かいます。
米子行きのバス、GWに乗車した時は満員でしたがさすがにこの時期は普通に空席がありました。
側面幕がなかなか味わい深いものでした。ツーステ前後扉で田舎の4車線道路を爆走し走行しながらバスのドアを開けるというなかなか当たり?のバスでよかった。
前述した通りこの日は米子で一泊しました。続きます。