GWの旅行記続きです。博多ふ頭から野母商船のフェリー太古に乗船。翌朝起きると奈留島に接岸するところでした。定時に終点の福江港に到着。下船します。天気はあいにくの雨でした。
乗船した野母商船のフェリー太古@福江港
福江港ターミナルはフェリーの窓口のほかお土産屋もある交通の結節点でした。バスまで1時間あるのでひとまずここで待ちます。
五島バス(五島自動車)・長崎22 か 2552@福江港付近
福江島で主にバス路線を運行するのは長崎バスグループの五島バスこと五島自動車です。なお全域をカバーしているわけではなく、撤退した地域もありそれらでは乗合タクシーやデマンドタクシーが運行されています。
福江から三井楽行きの三井楽線に乗車。トップドアの貸切兼用車両で快適です(リクライニングも北野には驚きました)
シティモールを過ぎるとこんなバス停が。「臨時停留所」というそのままなバス停名です。公式HPでは「臨停」で、他の路線にも複数あったのがよくわかりません。
こういうローカル路線バスの楽しみは景色をぼけっと眺めることにありますが、トンネルに入るとどこかテンションがあがるのは私だけでしょうか。1時間近く揺られると終点・三井楽に到着しました。
三井楽には五島バス三井楽駐在所があり、バスが数台止まっていました。待合室はありましたが窓口は閉鎖されていました。さて、ここでさらにローカルバスに乗り換えますが、ここからは発着していません。
三井楽駐在所から北へ100メートルほどにある三井楽タクシーこと三井楽自動車。ここから三井楽半島バスが発着しています。どこから乗ればいいのだろうと思って行ったら、中からおばちゃんが出てきて左の車両がそうだからドアを開けて乗っててねと言われたのはまぁローカルバスらしいな、と。
三井楽タクシー(三井楽自動車)・長崎300 あ 215@三井楽タクシー本社
バスを名乗っているものの、実態は乗合タクシーといったところです。
この日は天気があまりよくなく、車窓の眺めがよくなかったのが残念ですが無人島の姫島が見えました。調べるとかつては有人島だったとのこと。途中から数人乗車してスーパーなどで下車していきました。私はぐるっと1周して三井楽タクシーまで戻ってきます。
三井楽で時間があったので雨が降りしきる中スーパーへ向かい昼飯を購入。後で食べればいいかと思い福江行きのバスまで時間をつぶし乗り込んだバスで岐宿支所前で下車しますが…。
岐宿地区乗合タクシー(デマンド、水曜のみ)のバス停がないかと思い下車しましたが周辺には見当たらず、待合所もないので近くの農協の軒先で1時間立ってバスを待っていました。雨風が強いのに適当に下車したことに後悔。気を取り直し、一旦福江港ターミナルに戻り、ここでようやく食事。
さて、次は南の富江行きのバスに乗車します。
富江終点には五島バス富江駐在所があり、バスが何台か待機していましたがここも三井楽同様営業所としての機能はなく窓口は閉鎖されていました。また富江地区も五島バスは一部路線から撤退しており、代わりの乗合タクシーが運行されています。
富江地区乗合タクシーを運行する五島観光タクシーの長崎300 あ 514
五島バス富江バス停には何も富江地区乗合タクシーの時刻表や乗り場がなく、聞いたところ南へ徒歩120メートルほどのこの建物から出ているとのことでした。ここから発着しているのは少し分かりづらいかな…という印象を受けました(中の写真は許可を得て撮影)。
ちょうど富江にいた五島バス(五島自動車)の長崎200 か 1257.前面運賃窓は埋めていますが神奈川中央交通から移籍した車両です。富江から福江に戻りますが、途中大正橋で下車します。
五島バス大正橋~寺山間にある木場営業所。多くの車両が集まる運行上の中心地です。よく見ると路線バス車両と貸切バス車両で塗装が異なるのが分かります。
この日は雨の中バスを待って福江市街地へ戻り持参した折り畳み傘が壊れたので新しいものを購入し、ホテルへ入りました。
続きます。
6月2日(日)にみやこめっせこと京都市勧業館B1Fで開催されるComiCon京都in勧業館84ですが、幣サークル「(同)ほの国交通」の頒布物が決まりましたのでお知らせします。
○南海・泉北・阪堺保存車大全(500円)
○離島バス・ガイド№4 隠岐諸島(島前・島後)(500円)
○離島バス・ガイド№3 百島・大崎上島・中島(500円)
○離島バス・ガイド№4.5 本島・さぬき広島・女木島(100円)(コピー本)
○離島バス概論(100円)(コピー本)
○阪急・阪神保存車大全(500円)
○県庁スタンプ本 西日本編(500円)(委託)
○原発スタンプ集 完全版(1000円)(委託)
頒布物は以上です。初めての出展ですが、よろしくお願いします(なんとか出展代は回収したいな…)。
GWの旅行記続きです。
小倉のカプセルホテルを出庫し、門司港へ。前の記事でふれた通り九州鉄道記念館を訪問します。早く見学が終わったので少し早い列車で小倉へ戻り日田彦山線に乗車。田川伊田で下車します。
田川伊田駅裏手にある田川市石炭・歴史博物館。2本の煙突や写真の竪坑櫓(登録有形文化財)が保存されていますが、館内にも多くの車両が保存されています。
田川市石炭・歴史博物館で保存されている門デフの59684.ナンバープレートが上に寄っているのが特徴的です。
こちらは国鉄…ではなく三井三池炭鉱の専用線で使用された石炭車のセ1208です。
田川市石炭・歴史博物館の館内には多くの鉱山機械が保存されていますが、三井三池などで使用された機関車も多く保存されています。こちらは三井三池炭鉱で使用された架空線式EL
こちらは三井三池炭鉱で使用された電気機関車。バテロコかと思っていましたが、リール式という珍しいもので機関車本体にケーブルリール用のドラムを取り付けた車両で要するにコード付きの電気機関車です。鉱山の保存車はちょこちょこと巡っていますが、リール式の車両は初めて見ました。
こちらも珍しいエアーロコの保存車です。車体裾にはALA22という番号があり説明板には三井建設寄贈とありました。いずれにせよ三井系列の鉱山で使用されたことは間違いないようです。
こちらも三井三池炭鉱で使用された斜坑用人車(左)や水平人車(右)。一番左の救急車はどこで使用されたかは説明板にはありませんでした。
初めて見た車両ですが、終点車というものでロープを張る車両とのこと。一応鉄道車両で扱っていいのでしょうかね…?
車両の他にもこういった設備類が保存されているのはうれしいところです。佐渡でターンテーブルを見たことがありますが、案外こういった車両以外の保存例は少ないイメージが。
1の番号がついた好ましい凸型機関車。大半を占める三井三池ではなく、三井山野炭鉱で使用された車両です。
こちらは古川鉱業大峯炭鉱で使用されたDL。番号は見当たりませんでした。
これがよく分からなかった車両で、説明板には「台車」とのみ。なにやら柵っぽいものがありますので立てて使用するのでしょうか?田川市石炭・歴史博物館、この他にも炭車など多くの車両が保存されています。かなり濃い場所でした。
アクセス:田川伊田駅から徒歩7分
田川伊田駅構内の端っこにこんな古い駅名標がありました。伊田駅は1982年に田川伊田に改称されていますので国鉄時代のものがそのまま残っているのでしょうか。
田川伊田から直方方面へ移動し、直方市石炭記念館を訪問。石炭記念館からこんなものが見えました。
転車台を転用した跨線橋が。多賀第3跨線人道橋というそうで転車台を転用した跨線橋はかなり珍しいのではないでしょうか。
直方駅に向かう途中で見かけたワム80000のダルマさん。遠くで確認で番号は確認できませんでした。直方から保存車を訪問ししつ折尾経由で博多へ向かいます。
すっかり変わった折尾駅前で撮影した北九州市営バス。こういう地(行き先)域な表示は好みなもの。しかし折尾駅がすっかり変貌を遂げており浦島太郎のような気分でした。折尾から博多へ向かいます。
博多から西鉄バスに乗車し、博多ふ頭で下車。今夜のお宿は野母商船のフェリー太古です。これで五島列島へ向かいます。
今回の更新は以上です。
公私共々忙しく、更新が遅々としていますがGWの旅行記です。広島で夜行バスを下車。保存車訪問を兼ねて在来線経由でこの日は小倉へ向かいます。
光駅前で見かけた聖光高校特定バス。緑ナンバーの山口200 あ 165を名乗っていますが車体には社名表示がなく検索しても出て来ません。地元の防長交通だと思いますが…?
西日本バスネットサービス・334-5952(山口200 か 292)@中国ジェイアールバス周防営業所
西日本バスネットサービス・334-6955(山口22 う 3193)
光市内に路線バスを持つ中国ジェイアールバス系列の西日本バスネットサービス。おそらくJRバスで最も影が薄い事業者でこれまで見たことがありませんでした。334-5952(山口200 か 292)は中国ジェイアールバス島根からやってきた車両とのこと。
まぁ運行するバスが1日3往復だけなので仕方がないか。車両数は2台のみで最も小さいバス事業者の1つではないでしょうか。
中国ジェイアールバス・534-6952(山口200 か 297)@光駅前
こちらは光駅から発着する光線の路線バスを運行する中国ジェイアールバスです。
光の次は下松で下車。下工弁慶号を見に行く途中で数台バスを撮影。
防長バス(防長交通)・山口200 か 1189@下松駅北口
塗装からもわかる通り、近鉄バスから移籍した車両です。
防長バス(防長交通)・山口200 か 986
この車両も近鉄からの移籍かと思って後で調べると、明光バスから移籍した車両との由。明光バスの移籍車というのは初めて聞きました。
下松の次は防府で下車し、防石鉄道の保存車を訪問。ちょうど防府駅北口にいた防長バス(防長交通)・山口22 う 3284.トップドアが素敵です。
厚狭駅北口で見かけた船鉄バスこと船木鉄道の山口230 あ 2001.船木鉄道は社名からわかる通りかつては鉄道路線も保有していた事業者(廃止済み)ですが、どうも影が薄くTwitterなどでもなかなか見かけないイメージです(私も初めて見ました)。
厚狭から降りつぶしで各駅に下車。新下関で下車し新幹線ホームも行ったから在来線ホームへ戻りますが、こんなものが。
新下関駅構内に設置されていた歩く歩道。新幹線駅では初めて設置されたものなんだそうで。たしかにかなりの距離があったので納得です。
サンデン交通・下関230 あ 5131
下関で時間があったのでサンデン交通を久しぶりに撮影。都営や神奈川中央交通からの移籍車など撮ってて飽きませんでした。
適当に切り上げて小倉ヘ。ちょうど夕食時間ですが、何も考えずに北九州モノレールに乗車。旦過で下車します。
旦過駅そばには旦過市場があり、これがなかなか味があるものでした。川の上に商店があるというなかなかすごいつくりです。しかし検索すると再開発計画があるようでこれもいつまで見ることができるのでしょうか。
この日は小倉駅近くのカプセルホテルに泊まりました。
続きます。
私の主催する同人サークルの「(同)ほの国交通」ですが、6月2日(日曜)に開催されるComiCon京都in勧業館84に出展しますのでお知らせします。サークルスペースは「B-06」です。
なお会場はみやこめっせこと京都市勧業館のB1Fです。頒布物はまた決まりましたらお知らせします。
GWの保存車訪問続きです。少し日が飛びます。
○5月2日
D51 1142@佐世保市交通公園(中佐世保駅・佐世保中央駅から徒歩12分)
交通公園内で保存されている車両で、状態は良好。なお開園時間が9時~16時半でさらに休園日があるので、訪問時には事前によく確認を。
29611@おおまち情報プラザ(佐世保線大町駅下車すぐ)
佐世保線大町駅ホームからも見える車両で屋根がありますが、整備されていないのかお疲れ気味な状態です。
C11 259@武雄東児童遊園地(武雄温泉駅南口から徒歩5分)
○5月4日
D51 206@佐賀市役所前(佐賀駅南口・佐賀駅バスセンターから徒歩5分)
佐賀で泊ったお宿の近くの佐賀市役所前で保存されている車両です。最近整備されたのでしょうか、黒光りした美しい状態です。
230形268@鳥栖駅東方(鳥栖駅から徒歩5分)
この車両は学部時代に乗換ついでに訪問しようとしたら時間がなく訪問し損ねていた車両です。京都鉄道博物館の233と同形式で、こちらは鳥栖市重要文化財に指定されています。
ED76 91@日田天領水の里 元氣の駅
日田市の日田天領水の里 元氣の駅で保存されている車両ですが、下館のヒロサワシティよろしく機関車の内部の機器類は全て撤去されがらんどうな状態となっています。
オロネ14 3005@日田天領水の里 元氣の駅
スハネフ14 5@日田天領水の里 元氣の駅
機関車の後ろには14系客車が2両保存されていますが、機関車共々車内に入ることもできました。
アクセス:日田駅からレンタサイクルが便利。所要時間は20分ほど。
29612@旧豊後森機関区
時間がなかったので車内より撮影。移設前はかなり荒廃した車両でしたが、きれいに整備されています。
C55 46(表記はC55 53)@若草公園(大分駅北口から徒歩5分)
大分で乗り換え時間があったので、まだ未訪問だったこの車両を訪問。表記は53号機ですが実際は46号機なんだそうで…。
続きます。
Author:ほの国
保存車やバスについて扱うブログです。サークル「(同)ほの国交通」の告知等もこちらで行います。本内容の写真等の無断転載はご遠慮ください。
なお何かございましたらコメント欄かツイッター(@honokunigou)までお寄せいただいたら幸いです